
ホクラニは、アジアのトップ級と評価されるポリネシアン・ショー&ダンス・プロデューサーです。
フラやタヒチアン、マオリなどのポリネシアの踊りを教えるだけでなく、踊りを通して楽しく健康的に、生徒たちを心豊かな生活へと導きます。
ハワイそしてポリネシアが誇る愛、美、伝統。すなわちアロハ・スピリットを心と体一杯に吸収し、それを踊りで表現する・・・
その素晴らしい体験は観衆のみならず、生徒たちの心をも深く動かします。
ホクラニに師事した生徒たちの多くは、テレビや映画、ショー/レビュー、劇場など、国際的な舞台で活躍していますが、そんな人々も含め彼女の生徒たちにとって、
そしてホクラニ自身にとっても、華やかなショー・ビジネスでの成功が踊りを習得することのすべてではありません。
ホクラニは、ハワイのオアフ島でハワイアン一家の6人兄妹の4番目として生まれました。
多種多様な人種と文化が集まり溶け合ったハワイで育ったハワイ人の彼女にとって、「アロハ」とは単に言葉や価値観だけではありません。
彼女そのものであるのです。
5才の時からフラを習い始め、12才の頃にはすでにプロとして初舞台を踏んでいたホクラニは、稽古が努力の大切さ、規律正しさ、アロハを教えてくれたと言います。
彼女の踊りへの情熱は時とともに強く大きく膨らみ、やがてフラに続き、ポリネシアのあらゆる踊りを身につけるようになります。
学校を卒業したホクラニは、ポリネシア・ダンス・ショーのパフォーマーとなるべく日本に行きました。
プロとして活躍する間も、常にポリネシア・ダンスやショー・ビジネスの大家から学び続け、その知識と技術に一層の磨きをかけることを怠りませんでした。
ポリネシアの文化が織り成す美の世界に魅せられたホクラニはやがて、自らの使命はポリネシアのダンスをアロハの心を持って、人々と分かち合うことだと悟るように
なりました。
ダンス教師として成功とは何を意味するのか、という質問にホクラニは、「分かち合い、気づかい合い、尊敬し合う環境、すなわちアロハに満ちた空間を提供し、
一人ひとりからその人独特の素晴らしさを引き出すことが私の目標であり、情熱です」と答えます。
それぞれが目指すゴールへと精一杯導くライフ・コーチ、ホクラニ。そんな彼女を生徒たちは「第二の母」と慕います。
すべての生徒がプロを目指している訳ではありません。
新しいスキルを学びたい、自分をより良く見せたい、心を向上させたい、ハワイのことをもっと知りたい、楽しみたい、もっと自信を持ちたいなど、その理由はさまざまです。
理由が何であれ、ホクラニは長年に渡り数限りない生徒たちを精一杯に指導し、それぞれの素晴らしさを引き出して来ました。
そんな生徒たちの一人ひとりに対して、ホクラニは感謝の気持ちでいっぱいです。
世界一流のプロとして成功した今も、彼女は決してそのルーツを忘れません。アロハ・ホクラニ。
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