マジシャン「手妻」/和田奈月
プロフィール
日本奇術協会所属。
マジックの不思議な世界に、ダンス、日舞、笑い、アートなどを取り入れ、柔らかい感性でプロデュースするマルチパフォーマー。特に華やかで幻想的な日本の奇術「和妻(わづま)」のレパートリーは、国内外で絶賛されている。
一般的な西洋のマジックと区別して、日本古典奇術、手妻-日本古来より受け継がれてきた奇術の数々を“和妻”と呼ぶ(1997年に文化庁の無形文化財にも指定)。この和風のマジックをレパートリーにもつマジシャンは現代でも多く存在するが、古典奇術本来の所作や、「見立て」(落語家が扇子を煙管に見立てたり、箸に見立てたりするように、限られたものを使って、別の物をイメージさせること)を含む和の心を受け継ぐ和妻師はごく限られている。
和妻の継承者、藤山新太郎氏に師事した本格的な古典奇術、またその伝統をふまえた創作和妻は、世界のマジックコンベンション、海外遠征、ライブ活動でも大変好評を博している人気レパートリー。持ち前の明るいキャラクターによって繰り広げられる、江戸の生きた様式美を是非ご覧ください。
主な活動実績
1997 東京イリュージョンに所属。数少ない日本奇術の後継者である藤山新太郎氏に師事。
2000 S.A.M長崎世界マジック大会 ステージ部門一位。奇術協会賞受賞。
2001 銀座博品館 イリュージョンネットワーク2001に出演。江戸太神楽夢の再演 和妻師として出演。出世披露し、独立 2002 ユニット「フェアリー・テール」結成し、マジカルでコメディな世界を展開。
2003 国立演芸場にて江戸座り芸を演じる。ロサンジェルス マジックキャッスルに出演
2004 国際交流基金主催 中東伝統芸公演(シリア、オマーン)にて和妻を披露。
2005 幼児教育現場での公演「愉快なコンサート」のメインキャストとして活動開始。
2007 日本、ウクライナの国際交流事業に参加 和妻を披露、中国平涼、日中文化交流事業にて、日舞、和妻を披露。
2009 FISM北京大会ゲスト出演。